【よくわかる!】膝の痛み|原因と代表疾患一覧

膝は最も痛みが出やすい関節といっても過言ではありません。

整形外科の外来では、膝の症状が受診理由の大きな割合を占めるとも言われています。。

そんな膝の痛みですが、痛みの出方や場所である程度特定することができます。

今回は膝の痛みと原因を整理していきたいと思います!

※交通事故や転倒などによる骨折(外傷性骨折)は除外していますのでご了承ください。
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疾患一覧(あいうえお順)

 

急激に痛くなった方(受傷シーンあり)

明らかにこの瞬間に痛くなった(膝を捻ったなど)という瞬間があった場合の膝痛を整理していきます。

 

 

膝を捻った場合

 

あきと
前十字靭帯損傷、内側側副靭帯損傷、半月板損傷は同時に起こることもあります...
この合併損傷は unhappy triad:不幸の三徴候 と呼ばれています。

 

膝から落ちてしまった場合

 

膝が勢いよく伸びきってしまった場合

  • 膝蓋下脂肪体炎
    膝蓋骨の下にある脂肪体の炎症。膝を伸ばしきった時や反復動作で前面痛が出やすいのが特徴です。
  • 膝前十字靭帯(ACL)損傷
    方向転換やジャンプ着地で発生しやすい重篤な靭帯損傷。受傷直後の腫脹と不安定感が特徴です。
  • 膝内側/外側半月板損傷
    膝のクッションである半月板の損傷。曲げ伸ばし時の痛みやロッキング症状を伴うことがあります。

 

徐々に痛くなった方(受傷シーンなし)

慢性的な痛みは、膝の前/後/内側/外側で分類して説明していきます!

膝の前側の痛み

  • ①膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)
    ジャンプ動作を繰り返す競技に多い過使用障害。膝蓋骨下極〜脛骨粗面にかけての圧痛が特徴です。
  • ②オスグット病
    成長期(10〜15歳)に多い脛骨粗面の骨端症。ジャンプやダッシュの繰り返しで膝のお皿の下が突出して痛みます。
  • ③有痛性分裂膝蓋骨
    膝蓋骨が分裂したまま残存し、運動時に痛みが出る状態。成長期〜若年スポーツ選手に多いです。
  • ④シンディング-ラーセン-ヨハンソン(SLJ)病
    成長期の膝蓋骨下極の骨端症。ジャンプやダッシュで膝前面に痛みが出ます。
  • ⑤タナ障害
    膝関節内の滑膜ヒダ(タナ)が肥厚し炎症を起こす状態。屈伸時の引っかかり感や内側の痛みが特徴です。
  • ⑥膝蓋下脂肪体炎
    膝蓋骨の下にある脂肪体の炎症。膝を伸ばしきった時や反復動作で前面痛が出やすいのが特徴です。

 

あきと
成長期は、骨端線という成長軟骨部分の損傷が多いので注意が必要です!

 

膝の痛み 膝前面

膝の内側の痛み

  • ①内側半月板損傷
    膝のクッションである内側半月板の損傷。曲げ伸ばし時の痛みやロッキング症状を伴うことがあります。
  • ②鵞足炎
    縫工筋・薄筋・半腱様筋の付着部に炎症が起こる障害。膝の内側やや下に圧痛があり、階段やランニングで悪化します。
  • ③変形性膝関節症(内側型)
    加齢や荷重ストレスによる軟骨の摩耗。立ち上がりや歩き始めの痛みが典型的です。

 

膝の痛み 膝内側

 

 

膝の外側の痛み

 

膝の痛み 膝外側

 

膝の裏側の痛み

  • 筋肉の炎症
    膝窩筋、腓腹筋、ハムストリングスの腱の炎症による痛み。ダッシュ・坂道・キックで痛みやすいです。
  • 神経の症状
    脛骨神経や総腓骨神経の部分の痛み。しびれ/放散痛を伴うこともあります。

 

ごくまれに、大腿骨疲労骨折の症状で「膝が痛い」という場合もありますので、
痛い部位がはっきりしない時は疑ってみることも必要かもしれません。

まとめ

今回は膝の痛みと原因についてリストアップしてみました!

今後はそれぞれの疾患について説明していきたいと思います!

 

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